男性は、ご自身ができる範囲内で女性に与えることができるもの、それに満足する女性としか交際をしたいとは思わないものです。
この女性は自分の手には負えない、満足させられないと思った男性は、結婚相手の選択肢から外します。
なぜ男性はそのように思うのか、それは男性が本来とても弱い存在だという事だと思います。
男性にとって自分の手に負えない女性には、生きがいを見出すことができませんし、自分でも満たされる女性との結婚を望むようになります。
女性は、この男性心理をしっかり理解し、好意を持っている男性には自分が満たされていますと、何らかの言葉や態度で知らせる必要があるのです。
基本男性は、自身に興味のない女性とはお付き合いしないものです。
男性はたとえ好きな女性でも、脈がまるっきりないなと判断した時点で追いかけるのをやめ、効率の悪い無駄な努力はしないという事になります。
男性は女性の行動や態度や会話から、女性に脈があるかを判断しています。
男性に対して、「貴男には感心がありませんよ」といった気取った態度をしている女性を見かけることがありますが、それでは男性は見向きもしなくなります。
女性は自身に興味があるのなら、男性から寄ってくるもの、声をかけるものと思っている方も少なくありませんが、女性が思っているほど、男性は女性を追いかけないそうです。案外男性は保守的と聞いたこともあります。
~ 誉め言葉に弱い男性~
男性と女性とでは、褒め言葉の反応に大きな差があります。
そして明らかに褒め言葉に弱いのは男性の方だと思います。
例えば、新しい服を買った女性への誉め言葉を、女性が言った場合は、
「うぁーすごくセンスが良いね」
「何着ても合うわね、うらやましい」
「スタイルが良いから、バランスが良いからね」と。
これが女性同士での誉め言葉です。
今度は、同じように新しい服を買った男性への誉め言葉を、男性が行った場合は、
新しい洋服を買った場合、男性はまず気が付く方が少ないです。
例え新しい服だと気がついたとしても、何も言わないです。
*よく聞く話ですが、美容室に行った奥さんがご主人に、「昨日の私と変わっていることない?」とわざわざご主人の前に行っても、ご主人は「どこが?」と気が付かないようです。
女性としてはがっかりですが、周りの細かいことにはあまり興味を占めさないのが男性なのだと思います。女性は女性同士で結構褒め合っているのですが、男性はあまり褒め合う事はしない、相手を褒めるのは自分のプライドもあるのかもしれません。
ただ褒められることに慣れていない男性は、褒められるとすごくうれしく感じます。
「私は〇〇課長にずっとついていきます!」、「△△さんだけが自分を良く理解してくれる」なんて言われたら天にも昇る気持ちになるでしょう。それほど男性は褒め言葉に免疫がないのです。褒められる相手が女性ならなお効果は抜群です。
女性は大いに男性を褒めて差し上げましょう。
~男性に言ってはいけない言葉~
悪気はなくても男性に言っていけない言葉があり、男性と女性で捉えた方に違いがあることを知りましょう。
女性が男性に「〇〇さんは真面目ですね」、「真面目そうに見えますね」といった場合です。
真面目それ自体は悪い言葉ではなく、外見や雰囲気がそう見えるから言ったのですが、男性は決して喜びません。
男性がその意味を最も悪く取ると「つまんない人に見えますね」「取り柄がなさそうですね」と言われているような気がしてしまうのです。
「どうせ私は趣味もないし、気の利いた言葉も出てこないし、付き合ってもつまらない男ですよ」と開き直ります。
男性は子供の頃から男として育てられ男として育ちます。
男の子が転んで、膝をすりむいて泣いていたときの親は「男の子は強いのだから泣かないの」とか、傷を見ては「男の勲章だよ」とか言いがちです。
女の子の場合は「かわいそうに痛かったね」と傷になってしまう事を心配します。
このようにして育った男性が女性から言われて喜ぶ言葉は、「意志が強い人ね」「心が広い人ね」そんな感じで褒められたことには男性は非常に喜びます。
~女性は男性の雰囲気を見る~
好きな女性に好かれるには、まず女性が男性にとって恋愛対象の女性かどうか見極めることが重要になります。
男性にとって恋愛対象とは思っていない女性に対して、いくら努力しても男性の努力は無駄になってしまいますから。
ここでいう恋愛対象かどうかは、男性と恋愛の準備ができているかどうかということです。
男性と恋愛の準備ができている女性は、男性にとって恋愛の対象であるといえるのです。
男性の好意を受けてくれる女性が男性にとって恋愛対象であって、そうでない女性は男性にとっては恋愛対象ではないのです。
例えば、女性が喜んでくれるような高級レストランで食事をして、お会計が予想以上になってしまったとします。
持ち合わせが1000円足らないのです。男性は恥ずかしそうに女性に1000円借りて支払いをしました。
かなり格好悪いですが、男性と恋愛対象の女性であれば「私のために無理してくれている」「お給料前なのに、この日を指定して悪かった」と、男性に対して微笑んでしまうと思います。
逆に恋愛対象でない場合は男性に対して「最初からちゃんと料金を調べてからお店に行くべきでしょう、私まで恥ずかしいわ」「男性として情けない、お金は急に必要になる場合もあるから、多めに用意すべき」と軽蔑するなどし、そのような些細な事でも別れの理由になることもあります。
同じことをしても、同じ感情を持つわけでは無いことが分かると思います。
男性の行動や言葉を好意と受け取ってくれない女性とは、この先難しい交際はできないと思うでしょう。
人の失敗や格好の悪いことなどは人生の中ではそれこそたくさんあります。
逆に失敗があってこそ、恥ずかしい思いをしたからこそ、同じ過ちをしないように気を付ける、失敗の経験を活かして知恵を働かせ成功するなどに繋がる場合もあるのです。若い時の失敗や恥ずかしい想いは大いに賛成できます。
人の失敗を笑顔で認めてあげる、そんな素敵な大人になりたいものです
女性は男性を選ぶ場合、最初は顔を見る場合もありますが最終的には顔で選んでいるわけではありません。
「男性は顔じゃないのですよ」と、結婚相談所の仲人が良く言うセリフです。
お見合いで女性が交際するかしないかを決める場合、男性の雰囲気を見ます。
この男性を分析してみると、清潔感のある服を着ている、爪も、髪の毛も、歯も、鼻毛もきちんと整えています。
もう一つは、下を向いてぼそぼそ話をするのではなく、ちゃんと女性の目を見て話す、女性が興味のありそうな話題を見つけて話をしています。
女性は色々と自分自身の好みの男性を想定しますが、結局はハンサムな男性でなくても、清潔感のある、自身に興味を持ってくれている男性で、話しやすい雰囲気のある男性が良いのです。
そういった意味では、ある程度女性の好みは一定の男性に集中しやすくなります。
ここに男性と女性の違いがあり、男性の好みはそこまで1人の女性に集中はしないようです。難しいかもしれませんが、普通の魅力がある女性であれば男性は結構惹かれるもののようです。
ところが女性は、普通の魅力の男性には簡単には惹かれません。
女性も高望みが叶えられる確率は決して高くは無いことを知っていますが、もしかして叶えられるかもしれないと希望が薄くても期待してしまいます。
女性から男性にお見合い申し込みをする場合、高望みでは?と思う方ばかり選んでいる女性に「もう少し幅を広げて選んでみましょうか?」と仲人としてアドバイスすることがあります。すかさず女性は「断られるのを承知で申し込んでいます」「万が一という事があるかもしれないと思って」と、期待薄でも希望は捨ててはいないのです。
三高といって今では死語になってしまいましたが、「高収入、高学歴、高身長」という言葉があります。その上お写真では俳優さんさながらのお顔立ち、素敵な男性が結婚相談所にはたくさん登録しています。
当川崎生田相談室にも、婚活中の会員様の中に、そして成婚された元会員様の中にも三高で素敵な男性がいましたが、次から次と女性から申し込みがあればどなたでも、「他にもっと素敵な方が?」「もう少し様子を見てみよう」などと思ってしまうのが人間ですし、理解できます。
入会当初の「同年齢の女性までお見合い可能です」「お顔は普通で良いです」「学齢も気にしません」と言っていた男性が、女性に対しての条件をドンドン絞っていくようになりました。
話は元に戻りますが、
女性は大いにして、結婚のお相手候補に7つほどの条件を求める、その多くが、
普通に会話ができる、普通のルックス、普通の身長、普通の清潔感、普通の学歴、普通の年収など「普通」を頭につける事で、女性たちはそれが高望みではない、普通の要求であって無茶な要求だとは気づいていないことです。
ある本に、普通=50%でも7つ全てを網羅する男性は、単純計算で0.8%しかいないことになると、改めて厳しい現実を掲示していました。逆に「これだけは譲れない」という条件をいくつかに絞れば出会える確率が格段に上がると。
例えば「普通の平均的な年収」「普通の清潔感」「普通に会話ができる」の3つに絞り込めば、出会える確率は12,5%で、0,8%より10倍以上もアップしますと書いてありました。なぜそうなるのか計算の方法も書いてありましたが、仲人としては難しく、ここで説明はできませんが実感としては納得するものでした。
対象条件が明確になる分、決定回避や選択、ストレスも軽減されるでしょう。
結局女性は、高望みした男性ではなく、女性に合った男性と結婚し、愛情をいっぱい受けて幸せになっています。
育った環境が似ている、考え方が同じ、家柄も似ている、一緒に居て楽、背伸びしなくても良いので疲れないなどの理由で成婚になっているケースが多いと思います。
世の中には美人でも、そうでない女性もいます。しかし、美人でなくてもそれ自体が恋愛を左右することにならないと思います。
もちろん美人が有利なのを否定するつもりはありませんし、現実誰がみても美人は有利です。
しかしそれは決定力を持つ武器にはならないのです。
結婚相談所の仲人だから断言できることですが、女性が美人かそうでないかは、実は恋愛にとってそれほど重要ではないということなのです。
結婚相談所に登録に来られる男性と話しても、結婚相手は美人じゃなきゃ絶対ダメですと言う男性は本当に珍しいくらいです。(ただし過去の話ですが、当川崎生田相談室に覚えている範囲ではありますが1人、性格が悪くても美人の女性が良いという男性がいました。成婚されましたが、仲人から見てはこの方が美人?と思ったことを覚えています。人によって美人の要素が違うことも確認できました)。
でもそういった男性は本当に珍しいことで、男性は女性の外見に拘る・・・それを否定はしませんが、顔は本当に普通で、見かけもそう悪くなければという程度でしかないと思っています。美人でなければダメというものではなく、一般的な外見の女性を求めているに過ぎません。
女性が、「私は普通以下の顔だわ、私はブスだから」といった女性がいるなら、それを恋愛がうまくいかないのを外見のせいにしているなら、それは間違いです。
人によっては可愛く見え、人によっては大声で笑った顔が好きなど、男性の好みのバランスはあるのです。女性の努力で外見を磨き、表情や仕草、雰囲気などで大きく左右されるのを誰でも知っていることです。体形に自信がないことをコンプレックスにして、恋愛に臆病になるなど、否定的に考えてはいけません。外見的なものなど人が考えるほど恋愛には影響しないのですから。
~自慢話はしてもいいけど~
自慢話は決して悪いわけではありません。
お見合いの席で、男性が自身の自慢話をずっとしていたという報告を結構な割合で女性から伺うことがあります。
自分の長所をわかってもらうためには、自慢になってしまうこともあります。
しかし、自慢話には言い方があります。この言い方を間違えると相手に長所が伝わらないばかりでなく、マイナスのイメージを与えてしまうので注意が必要です。自慢話の悪い例として、話を誘導し自慢するというものがあります。この場合、よほど上手に会話を誘導しないと相手に、結局自慢したかったのかと思われかねません。
言い方を替え「自慢話していい?私のたった1つの自慢なんだ、貴女にだけは知って欲しい」と最初に自慢話であることを明確にしたほうが誠実さが伝わり、相手も聞きやすくなります。自身の魅力を言葉で伝えるときは、一言断ってから単刀直入に伝えた方が効果があります。
~女性と打ち解けるのに1番早い方法~
女性と打ち解けるのに良い方法とは、上手に意地悪することも一つの方法です。
交際してからすぐには、さすがの男性もできないと思いますが、何となくいい感じになっているなと感じたころには、明らかに嘘とわかるような嘘や、待ち合わせでわざと身を隠すなど、女性が「もう!意地悪何だから!」と反応ができる程度の軽い意地悪です。しつこかったり、陰気になると嫌われますが、笑って済まされる程度の意地悪は、女性との距離を一気に縮めます。
そして、この意地は意地悪した後の女性の反応で、あなたの恋の度合いもわかります。女性は、自分が生理的に嫌な人や、嫌悪感を持っている男性から言われたら例え些細な意地悪であっても、腹を立ててしまいます。
自分が好意を持っている男性からの意地悪は喜ぶという性質を持っています。
同じ意地悪であっても、人によって反応が変わってくるのです。あなたが意地悪をした女性が、「びっくりした!本当に驚いたんだから!」と笑顔で返ってきた言葉なら、少なくとも女性はあなたにマイナス感情を持っていません。つまり、恋愛の可能性があるということに繋がります。
逆に些細な冗談や意地悪程度で、「やめてください、どういう意味ですか?」などと言うのは残念ですが、その相手との恋の可能性は限りなく低いものになります。
脈があるかないかは女性に軽い意地悪をしてみればわかるかもしれません。
~まとめ~
今、未婚割合が多く、結婚しても共働きが7割強という彼らにとって「働きながら親を看取る」という課題は決して軽くはありません。自分の親の様子を見て「自分だったらどうするか」を考えたとき、「ヘタすれば結婚した相手の親まで介護する」となり、結婚を考えず親元に居続けるか、「自分に一生を共にするパートナーがいれば、たとえ自分の親が倒れても二人で支え合える」と考える彼らは、何を重視して相手を選ぶでしょうか?
経済力なのか見た目なのか、育児、家事力なのかそれとも恋愛力なのか。
改めて考えてみると人生を共にするパートナー選びにおいて、いかに恋愛力がそんなに大事ではないことが分かるような気がしています。
1980年代までの多くの男女が結婚できた理由は、
⓵男性の多くが正社員か自営業者の跡継ぎで、経済的な不安が少なく、女性は誰と結婚しても、安心して専業主婦になれた。
➁出会いは職場結婚の時代。女性の多くが正社員で、社内サークルなどで相手と親しくなる余裕があった。また、職場の上司からの紹介、ご近所の世話焼きおばさんがいるなど、自然に出会える環境が整っていた。
③恋愛への憧れがあり、欧米や日本のテレビドラマや映画で楽しい恋愛模様が描かれ、自分もそのような恋愛結婚ができるのではとの期待があった。そして恋愛結婚できると憧れを抱き続けた。
結婚した夫婦の出会ったきっかけに注目するだけでも、出会いが今よりずっと良い環境だったことがわかります。
近年、若者たちが、情熱的な恋愛を好まなくなってきているようです。
近年のアメリカの大学生カップルが交際相手を恋人より良い友達だと考える傾向にあことが示されているそうです。日本の大学生も同様に、情熱があまり存在しない、友情に近い恋愛をしているのではないかといいます。
将来結婚を考えたいパートナーに対し、情熱より親密性をまた恋人より良い友達を求めているのではないかと感じることがあります。
情熱的な恋をして結婚、そして数年で別れることもあります。
私たち結婚相談所の仲人として、今まで述べてきたような異性の違いを会員様にお伝えすることで、お互いを少しでも理解し、結婚と恋愛はイコールではないことを知っていただき、そして結婚はゴールではなく、出発だという事も認識することが大事だと思います。
結婚相手を決めかねている男女にも、必要以上の情熱にこだわらず、互いを支え合える良いパートナーを探せば良いのだと教えて差し上げています。
打ち上げ花火のように華やかな情熱的な花火(恋愛)より、線香花火のようにわずかな光でも、友達のようなパートナーとともに、どうすれば2人の火をともし続けられるかと切磋琢磨し、細く長い関係性を作り上げていこうとする気持ちが重要です。
結婚相談所では複数の方とお見合いも交際もできます。
なので、今交際をしている方も良いのだけど、他にももっと素敵な方が、条件の良い方が、もっとワクワクするような方が今後も現れるかもしれないと思うと、なかなか決められない場合もあります。
そのような場合は、「ジャム法則」というものをお伝えすることがあります。
24種類のジャムと6種類のジャムを用意して行った試食実験の結果、試食した人数は24種類の方が多かったにもかかわらず、購入率は選択肢が4分の1しかない6種類の方がなんと10倍も多かったのです。
こうした傾向は、現代社会では選択肢が多くなると、自分はこんなことも決められない人間なんだと無力感を感じて選ぶのが難しくなり、選んだ後も他にもっと良い選択肢があったのではと後悔が残りやすい。選択肢にもより多くの時間がかかるので、こんなことで選ぶのではなく、別の有意義なことに時間を費やせばよかったと感じ、生活や人生そのものの、満足度が下がるともいいます。
入会してくる結婚希望者と同年齢、または少し上の年齢のお兄さん、お姉さんに当たるような方が結婚相談所を経営している若い方も増えてきています。
お見合い結婚の時代と、今の恋愛結婚の時代と両方の時代を経験してきた私仲人としては、両方の良さを経験してきましたので、感情的な部分だけを重視することなく、二人の協力が不可欠、足りないところは補う事の重要性をお話ししています。 その上、女性から見た目、男性から見た目の違いもお伝えできるような、結婚希望者と少し上の年齢の男女のスタッフがいることで、登録者の気持ちに寄り添うことができる結婚相談所、しかも大手で担当者が次から次と変わるようなところではない個人的な結婚相談所が、理想に近い形の結婚相談所ではないかと考えています。