~気まずい思いや喧嘩をしたときの対処法~
どんな人間関係においても、できるだけ争いをしないように気をつけるべきですが、
人間同士ときには喧嘩になることもあります。
喧嘩になったらできるだけ早く仲直りをするように努力するのが大事です。
頭でわかっていてもそう簡単にいかない場合もありますが…。
恋人同士でも、感情の行き違いで喧嘩になる事はあります。
そのような時は、誰でも自分が正しいと思っています。でもよく考えてみると、どこか自分にも悪いところはあるはず。
どんなに自分が正しいと思っても、冷静に考えれば自分も悪い所があるかも…。
自分が間違っていない、相手が間違っていると考えたのでは、全く妥協点はありません。
それよりも、自分の悪い点がわかれば素直に謝まれば良いと思います。
単に仲直りをしようと言ったのでは、言い出した方が譲った形になり、喧嘩した内容がうやむやにされる結果になるので、後々まで残る可能性があります。
例えば、自分の些細なことに関して、相手が勝手に推測して批判的なことを言ったような場合です。
自分では推測されるようなことをするはずがないと思っているので、一方的に相手が悪いと言ってしまう。しかし、相手が推測したのは、自分にはそのように思われる可能性のある言動があったからかもしれません。
お互いに誤解ある可能性のある言動については、慎重に考える事も必要です。
お互いに意地の突っ張り合いをしたのでは、一時的にせよ、気まずい思いをするだけですから。
「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」とは、今は余り使われなくなっている言葉ではありますが、仲の良い同士でも喧嘩をすることがあります。いつかは仲直りしていますが、積極的に仲直りをしようとする努力があったからだと思います。
その時に相手側の悪いところを指摘するのではなくて、自分の悪いところを思い出して謝る姿勢だったと思います。
ある人がこんな話をしていました。
「相手に『あなたが悪い』と人差し指を向けたとき、親指以外の3本の指はどこを向いているか」。答えは、指を向けたその人であると。謙虚に反省してみると、自分勝手な所がないとは言えないので、良い所もあるが、悪い所もあると、認識することも大事になるのはないでしょうか。
恋人同士でも、相手に甘えることも必要ですが、喧嘩をした時は自分に厳しくしてみる必要もあります。
~素直に謝れる人とは、長く付き合えます~
ただ、素直にすぐ謝れる人は、本当に偉いと思います。
中々できる事ではないからです。
誰でも楽しく話をしていると、つい調子に乗って、ちょっと行き過ぎたことを口にすることがあります。
しまったと思った時は、もう遅いです。
相手も耳を疑って、さっきの言葉は聞き間違いではないかと思っています。
賢明な相手であれば、聞き返すような事はしないです。聞こえなかったふりをするかも知れません。
調子に乗って、言った人の顔が、「あっ!悪い事を言ってしまった」と、反省する顔になっていれば、事新たに真相を究明する必要はやめましょう。
すでに反省している人に、追い打ちをかけて攻めたりするのは、いたずらにことを荒立てるだけなのです。
責め立てられれば、誰でも言い訳をしたくなります。せっかく素直に反省していたのに、少しでも自分を正当化する言い訳を考えようとしてしまいます。もう行き過ぎて言ってしまった事は反省しているので、蒸し返す必要は無いと思います。
もちろんうっかり言った言葉が、はっきりと相手の耳に入り、相手が眉をひそめた時は、即座にきちんと謝りましょう。
急に他の話題を持ち出して、ごまかそうとする人は、かえって事態を悪くさせてしまいます。
ごまかし通せたかと思っているのは、ごまかそうとした人だけです。
相手の頭の中にはごまかされたという事実が鮮明に記憶として残っているはずです。
特に恋人同士の場合は、拭いがたき不信感をもち、2人の未来にもちょっとした暗雲が立ち込める結果にもなりかねません。
これからも今まで通りのお付き合いをしたいと思っているようでしたら、言い過ぎたと言ってすぐに謝るべきです。
一般的な話にはなりますが、謝れるのが早ければ早いほど相手を許す気持ちにさせます。
謝るまでは悪い印象がそのままずっと残っています。
謝れる方と同じように謝る方も、何か引け目を感じています。
即座に謝れば、2人の間にわだかまりを生じる暇がなくなります。
いずれにしても相手に対して率直に謝ることのできない人は、まだまだ自分が可愛いのです。
でも、いつも謝ってばかりいたのでは格好がつかないし、謝れば良いと思ってと相手に思われる場合もあります。
ただ、うっかりしたことを言った時は、つまらないことであってもすぐ謝る、その潔さが、相手に好印象を与えるのは間違いないと思います。
~危険信号、手遅れになる前に~
初めの頃の交際でも、長いお付き合いの交際でも、相手の心が自分から離れていきそうになるときは、
誰でも本能的にすぐわかるものです。微妙な態度の変化でも、鋭敏にキャッチして、相手の心の変化を察知するものです。
一緒にいる時でも、時々他のことを考えているような状態になる。
自分の話を真剣に聞いていない時がある。
相手が自身の話を聞いていない時は、仕事上または個人的に大きな悩みを抱えている時か、関心が少なくなったか、
いずれにしても上の空の状態です。
それまでは仕事や家族、友人の事などについて色々と話してくれていたのが、あまり話さなくなったり、
色々な情報を話してくれたのに、話してくれなくなります。
相手が自分のことや、自分の周囲の事について、あまり話さなくなったら危険信号です。
いつもかかってきた電話の回数が目に見えて減ってきたら、これも明らかに危険信号です。
それでもまだ電話がかかってくるうちは脈があるはず。
単に仕事や個人的な関係で忙しくなっただけの場合もありえるので、そこは観察していましょう。
ただ、相手にスムーズに連絡が取れなくなった場合は、既に相手の心が離れてしまっている証拠です。
常に外出や仕事であったり、今は手が離せないさないと言われてしまう。
電話にメッセージを残しても、それに対して相手からは連絡がこない。
本人が電話口に出た時も、何も言わないうちに忙しいから後で連絡すると言って一方的に電話を切る。
もちろん後からの電話はかかってこない。どんなに忙しくても、ちょっと位話すことができるはずです。
忙しいというのは、一般的には単なる口実である場合が多く、面倒くさいとか邪魔しないでほしいという意味になります。
自分に接してくれる人を払いのける便利な言葉になっています。
その証拠に、どんなに忙しくても好きな人には何とか時間は捻出できるはずです。
いずれにしても2人の中の危険信号に気がついても、本人としてはその事実を認めたくないと思います。
そのままにしていたら、相手の心を引き止める機会を失ってしまいます。
相手の心との間にちょっとでも違和感を感じたら、その場でその原因をすぐ取り除く努力をしましょう。
~気になる事は、ほったらかしはいけません~
昔の日本には夫婦付随という古い考えがありました。
夫が言い出して妻がそれに従うというルールに従っていたので、争いが表面に出る事は殆どなかったと思います。
多少の意見の違いがあっても、どちらかというと、妻のほうが折れていました。そこでは個人の感情は抑えられていました。
しかし、今は、人は皆平等であるという考え方が浸透してきました。本当に良い事だと思います。
恋人同士の喧嘩もあり、夫婦喧嘩もあります。人が2人いれば、いつも同じ考え方をするとは限らないのです。
どこかに意見の違いがあり、言い争いが生じてくるのは自然の成り行きです。
そこで思うのは意見の違う人を押さえつけてはいけないと思います。違う意見の人で、自分の考え方を変えたり、
そういう意見もあるかと納得しない限りは、途中で辞めずに検討しておく必要があります。
意見の違いの種ができるだけ小さいうちに、早く話し合っておくことが賢明なやり方だと思います。
無理に抑えておくと、その争いの種は知らないうちに大きくなり、表に出てきたときには爆発する可能性もあります。
恋人同士の場合は、小さな事でも違っているときは、相手にお伝えしておくのが良いですね。
~時間をかけて、お二人に思いやりが~
横浜市と川崎市を中心に27年結婚相談所を経営した者として、多くの方の成婚を体験してきました。
今回のブログは、意見の違いなどで起こる喧嘩についてですが、それについてすぐ思い出される元会員様がいらっしゃいます。
当川崎生田相談室の元男性会員様は、30歳代後半の初婚で、背が高くスマートで、年収も良く、性格もごく普通の方で、婚活も真面目に取り組む方でした。
ただ学歴が高卒という点なのか、今考えると彼の写真が良くなかったかな?と思うのですが、お見合いがどんどん組めるという感じではありませんでした。
それでもお見合いになると誠実に対応し、結果はいろいろでしたが、ある女性からお見合い申し込みがあり、その方とお見合いをし、そして交際となりました。女性は、埼玉県にお住まいで彼より4歳下、再婚の方でした。
ちょうど私仲人が、存じ上げているお相手仲人さんでしたので、女性がどんな方なのかをお尋ねしたところ「綺麗な方なのですが、何事も白黒はっきりさせたいタイプの方」と、そして離婚の理由については、女性に承諾を得ていたので、話をしてくれましたが、「きつい女性で、それが原因で離婚をされたそうです」と。更に「自分の意見は曲げない、思ったことはズバズバ言う」のだそうで、電話口で、仲人が頭を抱えている様子が伺えました。
私も「これは困った、上手くいかないかも?、どうしてそのように強くなれるのか、いやいやそれが原因で前のご主人と離婚されたのなら、きっと反省するだろうな?」などと、当会員は優しい男性でしたので、祈るような気持でお二人の交際を見守っておりました。
交際が始まって1か月目の頃、男性から私に電話が「イヤー!きつい女性で、自分の意思を曲げないのです。優しい時は優しいのですが」と、困惑した様子でしたが、もう少し交際を続けて様子を見ると言って電話を切りました。
そして2か月目の頃は「趣味も似ているし、行きたい場所もまあまあ一緒で、2人で色々出かけて楽しいと。ただやはり喧嘩もある」と報告がありました。
いよいよ交際期限の3ヶ月、「お互いにたくさん話し合い、今はなくてはならない存在になったので・・・」と、嬉しい報告が入りました。
その報告には、何となく胸につかえるような違和感も少しありましたが、成婚退会の手続きをすることになり、お二人で当川崎生田相談室の事務所に来て頂き、ご挨拶をさせて頂くことと、手続きをさせて頂きました。
男性は、有名企業で働いていて、賢い方でしっかりもしていましたので、女性も彼を尊敬するようになったのかと、お二人には祝福の言葉とささやかではありますが、プレゼントをご用意させていただき、拍手で見送りました。
お二人は車で来ていましたので、まもなく帰るために車のエンジンをかける音が聞こえるだろうと耳を澄ませていましたが、なかなかエンジンの音が聞こえません。もう出発したのかなと思いましたが気になったので、事務所の部屋の窓から外を見ましたら、車の助士席のドアを開けながら何か言い合っている様子でした。イヤー!ここまで来て喧嘩しているとはと、一瞬血の気が下がる思いでした。
まもなく車は立ち去りましたが、後味の悪いお祝いになってしまいました。
いつか悪い知らせが来るのではと、頭の片隅には彼らの事がいつも気になっていましたが、それ以降は連絡がないまま2年が過ぎました。そしてやはり男性から電話が・・・・。
「二人仲良くやっています。彼女は絵の教室を自宅で開き、二人で貯金をし、TV番組「旅サラダ」を見て、それを参考にして海外旅行をしています」と。そして電話は彼女に変わり彼女は、「彼は出張先で、自宅にいる私を気遣って毎日必ず電話をくれるのよ、そして出張先で時間のない時でも、その地方の名産品を毎回買ってくれる。彼の優しさを十分感じています。とても愛されていることが分かり、私は幸せです」というのです。
いつかは別れるのでは?、まだ喧嘩が絶えないのでは?との私の心配をよそに、二人は大きく成長し、愛情あふれる家庭を構築していたのでした。
それからまた数年経ったある日、婚活パーティのその帰り、偶然にも新宿でお二人に会いました。お二人とも長身なので、今時のかっこいいスタイルで、手をつなぎながら歩いていましたが、その姿はまぶしいくらいでした。すぐ駆け寄ってきてくれて「お元気ですか?、この通り仲良くやっています」とニコニコ顔で話をしてくれました。これがあるから仲人冥利に尽きますよね。
~まとめ~
お二人の目の前に、それはそれは美味しいそうなご馳走が並んでいます。
そこには自分の腕より長い箸がおかれています。その箸でご馳走を食べてくださいという事でした。
長い箸をもって、ご馳走をつかみ、いざ自分の口に入れようとしても口には入りません。
何度挑戦しても長い箸では、美味しいご馳走は食べられませんでした。
そこでどうしたら目の前にあるこの美味しそうなご馳走を食べることができるか、考えていました。
席の向かい側にも同じように、ご馳走を食べられない人が苦戦をしておりました。
そこではっと気が付きました。そうだお互いに、長い箸でお互いの口にご馳走を運べば食にありつけることができると。
自分さえ美味しいものが食べられたらそれで良し!ではなく、周りを気にして、同じように食べられない人がいないだろうかと気遣う事で、お互い助け合う心が芽生え、自分も食にありつけることができる。人を助けることが結局は自分に返ってくるというお話です。助け合う精神の大事さを教えてくれています。
感情の行き違いで喧嘩しても、調子に乗って相手に悪い事を言ってしまったとしても、お互いに心に傷を負うことになります。
ただ考えも生き方も皆同じ方向に進むとはなりませんので、考え方が違って当たりまえ、生き方もいろいろ、正解なんてありません。
言い争いが生じてくるのは自然の成り行きなのかもしれません。
ただ奥底には、人への優しさ、違いを受け入れる懐の深さ、尊敬する眼差しがあればこそです。そうありたいと思うのでした。