お見合いのお相手を探すときにお相手のプロフィールをよく見てお申し込みをするの
ですが、女性は男性の経済力は外せないものに対して、男性は女性の外見と年齢への
こだわりがあると思います。女性のこだわりは現実に立脚したものであるのに対し、
男性のこだわりはファンタジーだと思います。
女性は男性のこだわりに応えて、どんどん外見を磨いていますから、今や女性一般の
外見のレベルは非常に上がっていると思います。
男性が求める若くて美しい女性は、当然競争率も高いものになります。


~お断りされるには理由が~


いつも女性に交際を申し込んでは断られている人がいますが、断られていてばかりで
は女性と付き合う経験値は上がりません。その結果ますます断られてしまうという悪
循環に陥ってしまいます。でも本当は断られても諦めずに、チャレンジできる人はま
だ良いのです。女性と交際したくてもお断りされるには男性は外見もあります。
外見を磨くとは、美容院で髪をカットし、ユニクロ等の店員さんに上から下までデー
ト用のカジュアル服を選んでもらうだけでも違います。
次なる必須事項はNGワードを減らすことです。
女性の経験値の低い男性ほど、女性に嫌われることを無神経に口にするものです。
女性に面と向かって「女性は出産年齢があるので、早く結婚したほうが良い」と、そ
んなデリカシーのない発言を親切のつもりで言った男性がいました。


~受け身の男性~


女性に声をかけられない男性。これは受け身の男性の典型です。
現在すごく増えてきていると実感します。
バブル時代の男性たちは、女性にガツガツしない今の若者男性の事が理解できないよ
うです。彼らたちは一生懸命女性たちに声をかけていました。
当時は皆がデートでは女性を満足させられなければならないといったマニュアル本も
たくさん出版されていて、参考にしていたそうです。
夏には屋形船に乗って夜風に吹かれるとか、クリスマスには夜景の見えるレストラン
を予約しディナーを楽しむなど、女性の為に努力してくれた男性に対してキュンとす
る女性も多かったと推測しています。
ただそんな男性の中にも、営業や商談プレゼンでは、卓越したコミュニケーションの

能力を発揮するのに、女性となると途端にダメになってしまう人がいることです。
仕事はものすごくできる人で、全く非の打ち所のない男性でも、女性から話を引き出
していかないとすぐ無言になってしまう人です。
おそらく彼にとって女性というハードルは非常に高いものなのでしょう。
そしてそのハードルは昨日今日できたものではないように思います。
女子とうまくやれない男子は、どんどん声がかけられなくなって、さらにモテなくな
っていく。すると、さらにチャンスを失い、さらにどんどん引きこもってしまうよう
な感じになっていくのではないかと思います。
声をかけて断られるリスク、自分が傷つくリスクを冒すぐらいならプライドの方が大
事。自分が傷つくことの方がずっと怖いと考える男性が増えてきているように思いま
す。

~押しの強い男性にはチャンスが多い~


ある本に載っていた話ですが、お隣の韓国では「十回倒して倒れない木はない」とい
う格言があるほど男性の推しが強いのだそうです。だから女性は男性に声をかけられ
ても1回は断らなければいけないというルールがあるそうです。
韓国に限らず日本の女性が外国人への男性に弱いのは、彼らから降るような褒め言葉
やストレートな愛情表現をもらうからです。日本女性はそんなふうに口説かれるのに
慣れていませんからすぐに恋に落ちてしまうのです。
今の日本人男性は1回でも断られたらもうそれで終わり、二度と接触してこないと思い
ます。逆に言うと少しでも押しの強い男性はチャンスが増大するということですし、
外国人男性並みに女性に甘い言葉が言える男性というのはモテています。
年収が低くても多少条件が悪くてもです。
他の受け身の男性に比べると、断然女性と付き合うチャンスは多くなっています。


~結婚の決断まで女性の側から~


昔の男性が恋愛上手だったのかといったら、そんな事はありません。
日本人は昔から男性もそんなに積極的ではなかったと思いますし、恋愛下手だったろ
うと推測されます。ただ、恋愛ベタの人でもご近所からお見合いの話があったり、職
場の上司からの紹介などに乗っていけば、自動的に結婚できるシステムがあったにす
ぎません。
ところがそのシステムがなくなった今、声をかけるという最初の1歩から各差が生じて
しまっているわけです。そして男性の押しの強さによって成立していたカップルが減
ってしまった分、結婚も減っているように思います。
今や最初の一声は女性がかけないと、そうした出会いもなかなか生まれなくなってき
ています。さらに言えば、出会いの声をかけるだけでは結婚には至らずその後の結婚
の決断まで女性の側から設定にする必要があるかもしれません。


~流される勇気~


女性に声がかけられないという男性に対して、今度は恋人がいても、結婚に踏み切れ
ない男性も多いです。
常に恋人のような女性やパートナーがいる男性、そうでなくても職場環境に女性がい

て、同僚として一緒にご飯を食べたりできる女性が何人かはいるような男性はかなり
恵まれているといえますが、この場合、恋愛はできてもそこまでで満足してしまって
いるケースが少なくないようです。
もちろん男性も30歳にもなれば、当然結婚も視野に入れて付き合い出すわけですが、
それでは今すぐにでも結婚というと、やっぱり1年か2年ぐらい付き合ってからとなり
ます。ところが女性の場合は、もし良い人がいれば、お付き合いが2ヶ月でも3ヶ月で
も結婚したいと思います。
まずここに大変なギャップがあります。
そして1年2年付き合ってその先、どういうきっかけがあったら結婚するかというと、
子供ができちゃったのでというのが現実です。
問題は子供ができたというきっかけがないと、1年が2年になり、2年が3年になりと続
いていくことです。一般に恵まれた女性環境の男性にはそういう先延ばしタイプの男
性がたくさんいます。やはりまだ結婚というものに対して、妻子を養わなければいけ
ないという、非常に重たい見方をしているからでしょう。
さらに今や男性の仕事も流動的で、かつてのように1つの会社にずっとそこで安定して
出世していくという事は描きにくい時代です。今ちょっと転職が正念場だからとか、
やりたい仕事にまだ就いていないなどなど、自分の経済状況がちゃんとしない限り、
結婚できないと思っている男性がまだまだ多いのです。そしてこういう男性は、女性
がどれだけ頑張っても流されないことです。それは流されるのにもやはり度胸がいる
からです。
つまり、恋人はいるが、結婚に踏み切れない人というのは、流される度胸がない男性
です。結婚に関して男性の責任のハードルを高く設定している人ほど結婚はできませ
ん。でもそれは責任が強いのではありません。責任を取りたくないだけのことです。
そういう人は、どこまでいっても責任が取れるようにはなりません。結局責任を取る
気がないのです。逆に自分でリスクを取って企業したりするような男性ほど、結婚に
対して前向きなことが多いようです。

~女性たちこそ、度胸が必要~


いずれにしろ女性がよほど巧妙に結婚に誘導していかないと、このタイプの男性はな
かなか腰を上げません。やはりモテるので次もいくらでも来ると思っているからです

家事もできるし、仕事もできるそういった女性を、モテる男性に惑わされている女性
がいかに多いのかと思います。こういう男性たちには早く結婚をして欲しいと思いま
す。そういう人が1人独身でいると何人かの女性が引きずられて婚期を逃がすと思って
いるからです。女性はやはり少しでも希望がある限り、他の男性のところには行けま
せん。この人、まだ独身だし、もうちょっと頑張ろうかみたいに思っているうちに、
あっという間に半年位経ってしまうのです。
結婚しない人には婚活は必要ありません。必要なのは流される勇気だけです。
婚活が必要なのは男磨きしない人、女性に声をかけられない人です。
女性の目線の範囲内に止まるように男を磨き、傷つくことを忘れ、勇気を持つことが
彼の婚活です。女性はもう磨きすぎる位ですから、それよりも経済的に自立し、男性
をこちらに向かわせ、男性たちのガラスのような心を大きく包み込んであげましょう
。女性たちこそ、その度胸が必要な時代です。

~まとめ~


川崎生田相談室では、女性がリードして成婚した例はいくつもあります。
*デート先を女性が決めて男性が承諾する
*結婚生活について、男性に質問や意見を聞き出す
*成婚までの流れや計画を女性から提案
*将来の金銭的な計画を、専門の方にアドバイスを受ける
他にも仲人が知らないところで、女性が積極的な行動を起こしていると考えられる事
例があると思います。
お見合い結果も「女性が良ければ、自分(男性)は、交際希望します」といった消極
的な結論を出す男性もいます。
女性の意向に沿うという事でしょう。
ならば女性が勇気を出して積極的に行動する方が、成婚への早道と言い切っても過言
ではないと思います。